2026年度 第13回IRMAILサイエンスグラント
「ハイレゾ賞」採択者発表


ハイレゾ賞


  • 採択者  理化学研究所 数理創造研究センター
    基礎科学特別研究員 平島敬也 様

  • テーマ  AIサロゲートモデルを活用した
                 高解像度天の川銀河シミュレーションの実現

ハイレゾ賞

≪研究について≫
私は、スーパーコンピュータによるシミュレーションを用いて、天の川銀河がどのように生まれ、星をつくりながら進化してきたのかを研究しています。
特に、星の誕生や超新星爆発を精密に計算するには膨大な時間がかかるため、AI を使って計算を高速化しています。
これにより、シミュレーションの 中で星を一つ一つまで再現し、銀河の進化を左右する物理現象を非常に高い分解能で再現し、
それらの相互作用や銀河進化の行く末を明らかにするこ とを目指しています。
今後は、シミュレーションをさらに大規模かつ高速に実行できるよう、GPU を効率よく活用するためのプログラム開発を進めます。
また、星の誕生や 超新星爆発に伴ってガスや金属元素が銀河内を循環する過程を物理法則に基づいてモデル化し、星が形成される環境を詳しく調べます。
計算結果を実 際の観測と比較することで、天の川銀河の進化だけでなく、太陽系がどのような環境で誕生したのかを明らかにすることを目指します。
本研究で開発するAI によるシミュレーションの高速化技術は、銀河だけでなく、気象・地球科学や材料科学など、
幅広い分野の大規模シミュレーションへの応用が期待されます。
GPU を効率的に利用し、計算に時間のかかる部分をAI で置き換える手法を確立・普及させることを目指したいと考えています。

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