2018年度 第5回IRMAILサイエンスグラント
「フォトロン賞」・「himac(工機ホールディングス)賞」採択者発表


フォトロン賞


  • 採択者  東京大学 大学院理学系研究科
         教授 合田圭介 先生、研究員 磯崎瑛宏 先生、客員教授 Dino Di Carlo 先生

  • テーマ  「液滴および細胞形状変化の高速度カメラ観察による創薬・病理診断技術の開発」

【現在の研究の内容・目的】
我々は創薬や病理診断に向けて微小液滴を用いた単一細胞解析技術の構築に取り組んでいます。マイクロサイズの微小液滴内に単一細胞やDNAを閉じ込めることにより、大規模な単一細胞解析やデジタルPCRなどが可能となり、創薬や病理診断への応用が期待されています。我々はこの技術を、より実用的な技術へと発展させることを目的として日々研究しています。特に、細胞を閉じ込めた液滴の高速操作技術はとても大切で、現状の技術よりも数十倍から数百倍の速さで操作できるようになると、丸一日かかっていた解析が数分で終えられるなど、実用化へむけて大きく近づくことになると考えています。

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himac(工機ホールディングス)賞


  • 採択者  東北大学 多元物質科学研究所
         准教授 矢代 航 先生

  • テーマ  「超遠心沈殿法による硬X線イメージング用超高アスペクト比光学素子の開発」

【現在の研究の内容・目的】
硬X線(以下ではX線と呼ぶ)、中性子などの量子ビームを利用したイメージング技術のフロンティアの開拓を目指しています。特に、光学素子の高度化による高感度化(高空間分解能化、高時間分解能化、高密度分解能化)、多次元化などを研究テーマとしています。X線や中性子は物質との相互作用が小さいため、伝播方向に十分な厚さを有する光学素子が必要です。一方で、伝播方向と垂直な面内においては、微細な加工が望まれます。そのため、高アスペクト比の光学素子の高アスペクト比化に向けた開発競争が世界的に繰り広げられています。現在用いられている光学素子のアスペクト比は、微細加工技術の限界によって決まっています。この技術的な壁を超えて、従来の限界を超えるイメージング技術を開発することが、私の研究テーマの一つです。

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